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今や有害獣といわれるまで増えてしまったエゾシカ。
立派な角が逞しい雄鹿や可愛いバンビたち。
以前は野山で群れるシカを珍しく見たものです。
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しかし、エゾシカは増え続け、農林業被害や交通事故は社会問題と言えるでしょう。
道北地域でもシカによる被害が年々増え、その対策には頭を痛めています。
稚内市の高台に広がる稚内公園。
素晴らしい景色と共に貴重な高山植物が群生する北方植物園。
その高山植物や草花が食い荒らされる被害が多発していました。
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この公園にエゾシカ駆除対策としてLED製の装置(試作品)が設置されました。
製造したのは空知管内奈井江町の株式会社太田精器。
この装置の製作のきっかけは「ポケモンショック」。
光の点滅による光過敏性発作でアニメを見ていた児童が体調不良を訴えたもの。
その作用をヒントに音と光で鳥獣を撃退しようという画期的装置です。
細かいフラッシュはLEDだからこそ出来る事だそうです。
今や省エネばかりではなく様々な分野で利用されているLED。
技術の進歩はめざましいです。
こちらはセンサー部。
赤外線が野生動物の進入を感知します。
おおよそ20mから40mのエリアを通過したらスイッチオン。
園内2ヶ所のLED装置が激しく点滅しスピーカーからはけたたましい音が。。。。
シカが危険地域と認識してくれたら立ち入る事も無くなるでしょう。
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まだ試作の段階のこの装置。
道東地域での設置実験では効果は抜群で検証結果も集まっている模様。
テレビやマスコミでの多く取り上げられている事からも期待の高さは伺えます。
エゾシカ対策のエースとなると良いですね。
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